未経験からプロへ!業務用エアコン取り付け手順

業務用エアコンの取り付け作業は非常にやりがいのある仕事です。
ここでは、標準的な施工の流れを詳しく解説します。

1. 現場の状況確認と「墨出し」

現場に到着してまず行うのが、設計図を元にした位置決めです。
天井裏のふところ(スペース)に障害物がないか、配管を出すルートが確保できるかを確認します。

「レーザー墨出し器」という専門工具を使い、天井にエアコンを吊るすボルトの位置を印付けします。
ここで位置がズレると、後のパネル装着が綺麗に仕上がらないため、非常に重要な工程です。

2. 室内機の吊り込み

位置が決まったら、いよいよエアコン本体を設置します。
天井のコンクリートに穴を開け、吊りボルトを固定するためのアンカーを打ち込みます。

室内機をボルトに引っ掛けます。
重い機種(50kg以上など)の場合は、手作業ではなく「アッパー」や「リフター」といった昇降機を使って安全に持ち上げます。

3. 配管・配線の接続

フロンガスが循環する銅管をつなぎます。
接続部は「フレア加工」という特殊な加工を施し、ガス漏れが起きないようトルクレンチで正確に締め付けます。

エアコン内部で発生した結露水を捨てるための塩ビ管をつなぎます。
水が自然に流れるよう、わずかな傾斜(勾配)をつけるのがプロのコツです。
室内機と室外機を通信させるための電線を接続します。

4. 真空引きと気密試験

目に見えない部分の安全と性能を担保するための最も大切な工程です。
配管の中に窒素ガスを高い圧力で送り込み、数時間放置して圧力が下がらないかを確認します。
真空ポンプを使い、配管内の空気や水分を徹底的に追い出します。

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